ららぽーとだけじゃない! 「豊洲」の魅力をブログ「とよすと」運営者に聞いてみた

東京湾に面したウォーターフロントの街、豊洲。1990年代以降、タワーマンションやオフィスビルの建築ラッシュにより、今では都内屈指のブランドエリアとして抜群の知名度を誇ります。でも、豊洲に住んでいない人からすると、「『ららぽーと』があるよね......?」くらいのイメージかもしれません。

そんな豊洲の知られざる魅力を探ろうと、今回街歩き案内人をお願いしたのは、豊洲暮らし歴3年で地域ブログ「とよすと」の運営者のアスカさん。そんなアスカさんが紹介してくれるスポットとは? 早速、街歩きスタートです!

●交通の便がいい! ゆとり通勤が魅力の豊洲

スタートは、東京メトロ有楽町線の「豊洲駅」から。アスカさんによると、交通の便がいいことは豊洲を語るうえで欠かせないポイントなのだとか。

「豊洲エリアの主要駅は、東京メトロ有楽町線の豊洲駅と、ゆりかもめの豊洲駅・新豊洲駅・市場前橋駅です。豊洲駅が始発終着駅になりますので、たとえば、豊洲から新橋や銀座方面に向かう人は朝ゆったり通勤できますし。帰宅の時間帯や終電も豊洲方面は空いています。毎日のことを考えると、できる限りストレスフリーな通勤環境が望ましいですよね。また、ディズニーリゾートのある舞浜駅までもわずか4駅(新木場駅でJRに乗り換え)なのも魅力です。

ちなみに、 僕は英語を習得するべく新橋の英会話スクールに通っているのですが、運動も兼ねて帰りは5kmほどの道のりを歩いて帰っています」

■東京メトロ有楽町線豊洲駅から主要駅への所要時間
銀座一丁目駅......6分(直通)
有楽町駅......7分(直通)
永田町駅......11分(直通)
東京駅......9分(有楽町駅でJRに乗り換え)
新橋駅......9分(有楽町駅でJRに乗り換え)
品川駅......17分(有楽町駅でJRに乗り換え)
新宿駅......20分(永田町駅で丸ノ内線に乗り換え)
池袋駅......27分(直通)
※乗車時間だけの記載です。乗り換え時間は含みません。ジョルダン乗換案内を参照。

見た目にもわかりやすい終着駅、ゆりかもめ「豊洲駅」。目の前のバスロータリーからは、羽田空港行のリムジンバスも発着しています。


「東京駅八重洲行きバスや東陽町方面へのバスもあります。ちなみに、豊洲とお台場って目と鼻の先で、 行こうと思えば自転車でも行けますよ」

また、豊洲駅の真横には江東区の住民票などの発行や手続きが行える行政窓口を始め、図書館や文化センターが備わる「豊洲シビックセンター」があります。

「図書館がある9階から11 階には屋外テラスもあります。天気のいい日はテラスで読書もできます。電源や無線LANも完備されているので、第二の書斎としてもってこいかも」


1階入り口付近には、中国の神話で天の四方の方角を司る四神(東の青龍、南の朱雀、西の白虎、北の玄武)のモニュメントの一つ、「白虎(びゃっこ)」が威風堂々とした姿で立っています。ちなみに、なぜここに白虎があるのかはアスカさんでもわからないそう......。

●水辺を感じる公園が充実! 毎日のお散歩も楽しい

続いて、ゆりかもめ「豊洲駅」から徒歩すぐの場所にある、区立豊洲公園へ。

「『ららぽーと豊洲』に隣接する、2006年に開園した新しい区立公園です。ユニークなデザインの遊具が目を引きますが、地面には衝撃を吸収する特殊素材を使用しているなど安心にも配慮しています。広々した芝生広場では、子どもとママたちがレジャーシートを敷いて和やかに過ごしたり、マダムたちのワイン会が開かれたりするのをよく目にします」

この日も保育園児と思われる子どもたちが散歩していたり、昼休み中のOLさんが篠笛を練習していたりと、のどかな風景などが見受けられました。

天気のいい休みの日は、散歩の途中に公園に立ち寄ってビールを一杯......なんて最高ですよね。そんな至福タイムのお供にしたいのが、ご当地ビール「豊洲蜂蜜エール」です。

「豊洲の飲食店7店で販売されていますが、豊洲駅前のデイリーヤマザキでも手に入ります。このビールは豊洲の商店街が開発したものですが、実は豊洲駅前にあるビルの屋上で採れた蜂蜜を使用しています。豊洲はツツジをはじめ、さまざまな花が植えられているので、養蜂もできるそうです。ほんのりと蜂蜜の甘さを感じる、まろやかな飲み口がクセになりますよ」

ちなみに、水辺の街に住みたくて豊洲に引越してきたというアスカさん。おすすめの水辺スポットを聞いてみると......。

「豊洲全体ですね。豊洲は運河で囲まれているかのようなエリアなんですよ。端に行っても、奥に行っても運河に行き当たりますし、どこにいても水辺を感じることができます」

さらに、最近は水辺ライフの充足度が高まるような整備も進んでいるとか。

「約5kmの歩道や豊洲第4公園を含む『豊洲ぐるり公園』が今年7月にオープンしました 。散歩やジョギングコースとして利用されていて、歩道の途中にはベーカリー兼カフェがあって休憩におすすめ。また、『豊洲ぐるり公園』のスタート地点は、カヌーやボートなどの乗船場と水陸両用車が海に入るスロープが設置されました。ここのところSUP(サップ・スタンドアップパドルボード )や、ヨットを借りて運転している人もちらほら出現していて、運河は大人の水遊び場 として進化している気がします」

●レジャー施設も充実! マニアにはたまらない鉄道ギャラリーも

また、暮らしの満足度をあげる レジャー施設が近くにあるのもポイント高め。 「アーバンドックららぽーと豊洲」内には映画館がありますが、それ以外にも入館料無料のレジャースポットがあるとのこと。

「一つは『がすてなーに ガスの科学館』です。エネルギーや環境について学べる施設で、学校の校外学習でよく利用されています。ちなみに、僕がイチオシなのは屋上の芝生広場。『地球の丸さと自然』を体感できるようにと、地球の2万分の1のサイズで大きな弧を描いていて、晴海運河 を一望できる眺めが最高です」

「そしてもう一つは、新豊洲駅すぐにある『しばうら鉄道工学ギャラリー』です。ちょっとマニアックかもしれませんが、芝浦工業大学附属中学高等学校の構内に開設されたギャラリーで、『鉄道ジャーナル』を始め約1400冊の鉄道雑誌や、鉄道部品などの展示が行われています」

「10年ほど前まで実際に使用されていた廃車の部品を使って製作した本物さながらの運転台があり 、鉄道模型とつなげて運転することもできます。小さいお子さんがいらっしゃるご家族にはうれしいスポットではないでしょうか」

ほかにも、市場前駅近くには客席が360度回転する劇場「IHIステージアラウンド東京」、新豊洲駅近くには約3,000名収容できる都内でも指折りの大型ライブハウス「豊洲PIT」など、エンタテインメント施設も続々と登場しています。

●遺構が多く残る豊洲、そこから見える街の発展を支えたもの

関東大震災のがれき処理で大正時代に埋め立てられ 、1939年に造船所ができたことで工業地帯として栄えた豊洲。いまでも当時をしのぶことができる遺構が街のいたるところで見受けられます。

「かつては越中島の方から、都営の貨物線が昔 走っていて、豊洲の工場とつながっていました。造船所だけではなく、発電所やガス工場などもあったので、鉄鉱石や石炭などの材料を運ぶために、鉄道も走っていました。今でも当時使われていた線路が、街並みを彩る遺構としてあちこちに残されています」


ちなみに、造船所の工場は現在「アーバンドック ららぽーと豊洲」に姿を変えています。工場から商業施設に変貌したものの、今でも船の建造や修理に使われた「ドック」のスペースがしっかり残されています。

実際に使われていた錨(いかり)も道のわきにオブジェとして飾られています。どっしりと貫禄あるフォルムがひと際目を引きます。街の成り立ちに思いをはせることができるのも、こうした遺構の存在があってこそかもしれません。

●懐かしさと新しさを感じるグルメスポットが目白押し

豊洲に来たら新旧のグルメスポットも見逃せません。豊洲4丁目エリアには、口コミ評価の高い老舗のお店がひしめいています。

その代表格が、働くお父さんたちの憩いの場としても愛される「味処いちむら」。1階が肉屋ということで、ステーキ定食やメンチカツ定食、刺身定食まで定食メニューが充実。お酒のおつまみにぴったりなメニューも、ざっと80種類以上はそろっています。

「豊洲4丁目は昔ながらの街並みが広がっています。この辺り一体は造船所に勤めていた人たちが、住み始めたことから団地もあって、このエリアから発展していきました。『肉のイチムラ』は古き良き時代の面影を残す庶民派のお店です」

ちなみに、「味処いちむら」の向かいには、日本1号店のセブンイレブンがあります。

ところかわって、スタイリッシュなオフィスビル群が建ち並ぶ豊洲3丁目は、サンドイッチショップやデリをはじめ、お酒が飲める「STARBUCKS EVENINGS」など、スマートな佇まいのショップが多数。

なかでも、アスカさんが「ランチならここ!」とプッシュするのが、豊洲フォレシアの1階にある「ビストロ 石川亭」です。

「ランチは前菜・主菜をそれぞれ5種類くらいのメニューから選べて、ボリューミーなのでとってもお得。あと、オフィスエリアは土日はランチをやっていない レストランが多いのですが、石川亭は営業しているので、休日外食したくなったときにも使えるお店です。ちなみに、テラス席では犬と一緒でもOKなので、散歩の途中に立ち寄れますよ」

前菜だけでこのボリューム! これだけでお腹いっぱいになりそうです。家族や友人と一緒に訪れたら、別々の種類を頼んでシェアして食べるのもおすすめ。

こちらは人気の「牛・豚・キャベツのハンバーグ デミグラスソース」。お肉と一緒にこねられたキャベツの甘味と、濃厚なソースがベストマッチです。

●開発が進む豊洲、これからもっとにぎやかな街へ

こうして歩いてみると、今まで知らなかった豊洲の表情が見えてきました。何よりも印象に残るのは、やはり運河沿いの風景。穏やかな水の流れを眺めながら、ベンチやデッキでのんびり昼寝をしている人が多いことに気づかされました。都心ながら時間を忘れてゆったりできる場所が身近にある幸せは、そのまま生活の穏やかさにつながるはずです。

「これから豊洲駅近くに2021年に50階建て、1200戸のマンションが建つ計画が進んでいます。これからもっと働き世代や子どもの人口も増えて、にぎやかな街になるはず。将来の希望に溢れた街、それが豊洲だと思います」

今回紹介したエリアの主なマンション

アーバンドックパークシティ豊洲 TOWER-A
アーバンドックパークシティ豊洲 TOWER-B 
アーバンドックパークシティ豊洲 COURT-C

がすてなーに ガスの科学館、しばうら鉄道工学ギャラリーがある東京都江東区豊洲6丁目

スカイズタワーアンドガーデン コア
スカイズ タワー&タワー
ベイズ TOWER&GARDEN

「肉のイチムラ」がある東京都江東区3丁目にある主なマンション

シティタワーズ豊洲ザ・ツイン North Tower
シティタワーズ豊洲ザ・シンボル
ザ・豊洲タワー

「ビストロ 石川亭」がある東京都江東区4丁目にある主なマンション

東京フロントコート アクア
スターコート豊洲 アーバンコート
プライヴブルー東京 A棟

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取材・執筆:末吉陽子
編集者・ライター。1985年、千葉県生まれ。日本大学芸術学部卒。コラムやインタビュー記事の執筆を中心に活動。ジャンルは、社会問題から恋愛、住宅からガイドブックまで多岐にわたる。
http://yokosueyoshi.jimdo.com/

記事編集:有限会社ノオト

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取材協力

アスカさん

4 年前に会社員を辞めて、ブロガーに。地域ブログ「とよすと」は豊洲エリアの新店情報からコインロッカー事情まで、膨大な情報を掲載。
▼とよすと
http://toyosu.tokyo/